7.3.10. column_create
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7.3.10.1. 概要¶
column_create - カラムの追加
Groonga組込コマンドの一つであるcolumn_createについて説明します。組込コマンドは、groonga実行ファイルの引数、標準入力、またはソケット経由でgroongaサーバにリクエストを送信することによって実行します。
column_createは、使用しているデータベースのテーブルに対してカラムを追加します。
7.3.10.2. 構文¶
column_create table name flags type [source]
7.3.10.3. 使い方¶
テーブルEntryに、ShortText型の値を格納するカラム、bodyを作成します。:
column_create Entry body --type ShortText
[true]
テーブルTermに、Entryテーブルのbodyカラムの値を対象とする完全転置インデックス型カラム、entry_bodyを作成します。:
column_create Term entry_body COLUMN_INDEX|WITH_POSITION Entry body
[true]
7.3.10.4. 引数¶
table
カラムを追加するテーブルの名前を指定します。
name
作成するカラムの名前を指定します。カラム名は、テーブルの中で一意でなければなりません。
ピリオド('.'), コロン(':')を含む名前のカラムは作成できません。また、アンダースコア('_')で始まる名前は予約済みであり、使用できません。
flags
カラムの属性を表す以下の数値か、パイプ('|')で組み合わせたシンボル名を指定します。
- 0,
COLUMN_SCALAR
- 単一の値が格納できるカラムを作成します。
- 1,
COLUMN_VECTOR
- 複数の値の配列を格納できるカラムを作成します。
- 2,
COLUMN_INDEX
- インデックス型のカラムを作成します。
カラムの値を圧縮するためのフラグが2つあります。ただしそれらのフラグを指定することは今のところできません。これはカラムの値を参照するときにメモリリークする問題 GitHub#6 があるためです。 この問題はzlib、lzoいずれでも発生します。
- 16,
COMPRESS_ZLIB
zlibを使ってカラムの値を圧縮します。このフラグはGroongaを
--with-zlib
つきでビルドすると有効になります。- 32,
COMPRESS_LZO
lzoを使ってカラムの値を圧縮します。このフラグはGroongaを
--with-lzo
つきでビルドすると有効になります。インデックス型のカラムについては、flagsの値に以下の値を加えることによって、追加の属 性を指定することができます。
- 128,
WITH_SECTION
- 段落情報を格納するインデックスを作成します。
- 256,
WITH_WEIGHT
- ウェイト情報を格納するインデックスを作成します。
- 512,
WITH_POSITION
- 位置情報を格納するインデックス(完全転置インデックス)を作成します。
type
値の型を指定します。Groongaの組込型か、同一データベースに定義済みのユーザ定義型、定義済みのテーブルを指定することができます。
source
インデックス型のカラムを作成した場合は、インデックス対象となるカラムをsource引数に指定します。